「阿吽のビーツ」の歌詞の意味を深読み考察してみた。

阿吽のビーツが好きすぎて。私の脳内解釈を垂れ流します。
ビーツって何だろうと思い検索したらロシアの変な野菜しか出てこない。ビーツってなんじゃ。

阿吽のビーツ / flower

この曲の歌詞は、1番が女、2番が男、3番が二人の結末を男の視点から書いている。
概要は妊婦が出産して自死を選ぶ話




みんなどっか行っちゃったよ 
零になっちゃってざまぁないね 
信じてたいから声に出すのはやめた 
愛されたいのはどうして?  愛してたいのはどうして? 
飾りあって 分かち合っていた





歌詞の冒頭が「みんなどっか行っちゃったよ」から始まるという怖さ。この曲を聴いた人がなんとなく死を連想してしまうのはやっぱりこの冒頭にあると思います。この女の人は他界していて、あの世で「みんなどっか行っちゃったよ」、「零になっちゃってざまぁないね」、何も無くなった無に帰した。こんなのざまぁないねって言いたかったけど、自分の赤ちゃんがきっと元気に私の分まで生きてるってそう信じてるから声には出さなかった。愛されたいとか愛してたいとかそういう恋愛感情にどこか疑問がある(旦那に対しても?)。でも飾っていた。取り繕って分かち合っていた。





曖昧さ故にシンパシー
大胆不敵なセンソリー
どんまいどんまい大丈夫
笑わせてあげるから
だから与え与えられて
消えないように此処に居なよ
そしたら
「僕にもお返事くださいね」





自分が死んでも産みたいという意思に対して曖昧な答えしか示さない旦那に対し、「どんまいどんまい大丈夫笑わせてあげるから」と妻は言う。「消えないように此処に居なよ」私は消えちゃう(死ぬ)けど、あなた(お腹のなかの赤ちゃん)は消えないように此処にいなよ(これからも生きて)
「そしたら僕にもお返事くださいね」旦那さんの本心は、流産しても妻に生きて欲しい。赤ちゃんに対してではなく僕に返事が欲しい。






貴方が僕に言ったこと誰の為なの
答えは僕の中で探しちゃダメなの
貴方を啓蒙したいのどうして
曖昧な答え直して
雨が降って愛が去っていた





貴方は旦那視点の妻。
「貴方が僕に言ったこと誰の為なの」貴方が自分が死んででも産みたいってそう言ったのは誰のため?「答えは僕の中で探しちゃダメなの」僕のためだとしても自分の中に答えが無い(産むことは僕のためにはならない)から僕の中でその答えを探すことはできない。「貴方を啓蒙したいのどうして」貴方の考えを変えさせたい。産まないという選択肢をとって欲しい。二人の仲には雨が降って愛が去ってしまっていた。






僕は
明快さ故にアイロニー
優柔不断なフォローミー
後悔後悔夜の果て
夢ばかり見てたのね
だから与え与えすぎて
許されたいから笑ってた
そしたら此処に居られる気がしたんだ





妻が自らの死を選んででも子どもを産みたいという明快な強い意志に対して、優柔不断で結論が出せない(妻の意思を強く否定できず)にいる旦那。でも僕についてきてほしい(僕の意思を尊重してほしい)。夢ばかり見ていた、きっと二人納得がいくそんな未来があるって思ったけど待っていたのは後悔ばかりの夜の果て。「許されたいから 笑ってた そしたら此処に居られる気がしたんだ」妻は「どんまいどんまい大丈夫」って僕のことを笑わせてくれる。赤ちゃんなんかどうでもいい。妻に生きて欲しいってそう本心では思ってることを許して欲しいから笑っていたけど、全然大丈夫なんかじゃなくて心は笑ってません。ただ笑って入れば、君と僕(妻と旦那)二人で此処に居られる(生きていける)そんな気がした。






貴方に捧げた心臓
いつか返して 優しくしてね
本当は戻りたいんだ
今からでいいから





貴方(妻)に捧げた心臓(赤ちゃん)。ここの「いつか返して」で奥さんがお腹の中の赤ちゃんと一緒に死んでしまったのかなとも思ったけれど、「本当は戻りたいんだ」なので、やっぱり旦那さんは赤ちゃんだけが残った「今から」でもやっぱり奥さんと二人で居た頃に戻りたいとそう思っている。だから、ここは貴方(妻ではなく赤ちゃん)に捧げた心臓(妻の命)をいつか返してくれって赤ちゃんに対して旦那が思ってるのかな。そんなん当然無理な願いだけど、ようするにせめて優しくしてねってことかな。






僕ら 僕ら
ずっとこれからだったのに
ずっとこれからだったのに
どんまい どんまい ふたりには
素晴らしい結末さ
だから 与え 与えられて
言葉を探すこともなくて
それでも 貴方から言って欲しかった

「ずっとこれからだったのに」

それでも

「貴方から言ってくださいね」




「ずっとこれからだったのに」何回もこのフレーズがでてくる。今までが散々だった?やっと子宝に恵まれてこれから幸せになれるはずだったのに、でも二人には素晴らしい結末さ。すごい自虐的だけど、ふたりにはお似合いの結末って感じなのか。 

「それでも 貴方から言って欲しかった」貴方(妻)から流産して二人でこれからも生きていきたいってそう言って欲しかった。
たぶん二人は、ずっと、これからだったのにどうして私達はこんな結末になっちゃうのかなってそうやって話していて旦那からすれば僕らはこれからなんだから、まだ二人でやっていこうよってそう思ってるんだけど、自分の口から流産について言えない。妻の産みたい意思を否定できないから「貴方から言ってくださいね」で曲が終わってる。結局言ってくれずに死ぬことを選んだから。







最後に何度も歌詞の中に出てくる「与え 与えられて」の部分。1番は妻の視点で「与え与えられて」2番は旦那の視点で「与え与えすぎて」旦那が与えるものって何かな、やっぱり愛かなとかって思っていたけど、天から与えられたもの(子どもの命)っていうふうな解釈でもいいかなって思った。ただ、妻は愛されたいとか愛してたいとかっていう恋愛感情に疑問があって旦那も妻が自分ではなくて赤ちゃんを選ぶ事に対してどうして?って思ってて「愛が去っていた」とあるから、やっぱり旦那は愛を与えていて、妻は受け取る一方だったってことかな。そういう二人のすれ違いから生まれた出来事だったのかもしれないですね。





考えすぎたら気分悪くなったった。いい曲だ!

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